📌 葬儀費用の相場と「自分の家庭に合う形式」の選び方

本記事は2026年4月時点の業界平均をもとに執筆しています。地域・宗派・葬儀社により実費は変動します。

「親が亡くなったら、葬儀費用ってどれくらいかかるの?」

「家族葬と一般葬、どっちがいいの?」

訪問リハビリの現場で、ご家族からよく聞かれる質問です。実は私自身、27歳で母を亡くしたとき密葬だけで60万円かかった当事者です。

本記事では、2026年の葬儀費用相場と、形式別の選び方を整理します。

葬儀形式と費用相場(2026年)

形式 費用相場 参列者 所要日数
直葬・火葬式 20〜40万円 家族のみ(5人前後) 1日
1日葬 40〜80万円 10〜20人 1日
家族葬 80〜150万円 20〜40人 2日
一般葬 150〜200万円 50人以上 2日

※費用は葬儀本体+戒名+火葬料+会食+返礼品の合計目安。地域・宗派で大きく変動します。

葬儀費用の内訳(家族葬の例:120万円)

  • 葬儀本体(祭壇・棺・寝台車・運営費):60万円
  • 戒名料(院号・大姉等で大きく変動):20〜50万円
  • 火葬場使用料:1〜10万円(自治体により無料の地域も)
  • 会食(通夜振る舞い・精進落とし):10〜20万円
  • 返礼品:5〜15万円
  • その他(霊柩車・心付け・お布施):10〜20万円

形式別の「向く家庭」

直葬・火葬式(20〜40万円)が向く家庭

  • 故人の交友関係が限定的、または高齢で参列者が少ない
  • 故人本人が「家族だけで送ってほしい」と希望していた
  • 費用を最小限に抑えたい
  • 菩提寺との付き合いがない、無宗教

家族葬(80〜150万円)が向く家庭

  • 近親者のみで丁寧に送りたい
  • 会社関係・親戚への対応も最小限にしたい
  • 2026年現在の主流。全葬儀の約60%が家族葬と言われる

一般葬(150〜200万円)が向く家庭

  • 故人が地域の名士・現役の経営者等で参列者が多い
  • 香典収入が見込める(最終的に家族の負担が減る場合も)
  • 菩提寺・地域の慣習を重視

母の密葬で60万円かかった話

27歳で母を亡くしたとき、私たち兄弟3人は「直葬」を選びました。

当時、母の希望もあって参列者は家族のみ。祭壇すら立てない、シンプルな見送り方

でも結果として、密葬(直葬の最小形)でも60万円かかりました。火葬料・棺・寝台車・最低限のお花・遺影写真・お布施で。

「ネットで20万円って書いてあったのに」と思っても、実際にはそれだけでは済まないのが葬儀の現実です。

節約できる項目・できない項目

節約できる項目

  • 祭壇:シンプルな祭壇+花を選べば数十万円カット
  • 会食:直葬・1日葬なら不要。家族葬でも「お弁当」で対応可
  • 返礼品:参列者を絞れば自然と減る
  • 霊柩車のグレード:標準でOK

節約しにくい項目

  • 火葬料:自治体の規定で固定
  • :最低ラインがある
  • 寝台車(搬送料):距離で決まる
  • お布施・戒名料:菩提寺との関係で決まる(事前相談を)

葬儀費用の支払い方法

  • 現金一括:葬儀社により不可
  • クレジットカード:対応の葬儀社が増加中。ただし大手のみ
  • 後払い・分割:相続財産から支払うパターン
  • 銀行の仮払い制度(150万円まで):故人の口座が凍結されても葬儀費用に充当可能
  • 葬儀ローン:金利が高いので最終手段

事前にやっておけば防げた失敗3つ

  1. 葬儀社を直前に決めて高額契約:余裕がある時に2〜3社比較見積もり
  2. 戒名料の確認をしないままお願い:菩提寺がある場合、事前に「いくらか」を聞いておく
  3. 香典返しの設計を事後にやり直す:参列者リスト・関係性を生前に整理しておくと判断が楽

関連記事

✍️ この記事を書いた人

ゆるり|訪問リハビリ専門職

現場で1,000人以上のご家族と関わってきた訪問リハビリ職。27歳で母を亡くし、密葬60万円・相続登記45万円・兄弟3人で揉めた相続を経験。

𝕏 @y_simple_care

📌 ブログには書ききれない当事者の記録は有料noteで

📚 マガジン3本まとめて ¥1,000(¥100お得)

この記事が役に立ったら
Xでシェアしていただけると励みになります 🙏

𝕏 この記事をXで共有する

Xで最新記事・note新作情報を発信中 → @y_simple_care

ABOUT ME
アバター画像
ゆるり
リハビリ職の長男。片道2.5時間の距離にある実家で、88歳の祖母の介護と母の相続に向き合っています。看護師だった母が一人で守り続けた家と家族を、今度は自分が守る番だと思っています。母の遺産を新NISAや高配当株で運用しながら、介護・仕事・家族の思い出を両立させるための試行錯誤を、同じ悩みを持つ方へ届けます。