📌 「書き始めやすさ」で選ぶエンディングノート7選

本記事では市販品と無料テンプレートの両方を紹介。訪問リハビリの現場でご家族に勧める時の判断軸も合わせて解説します。

「親に終活ノートを書いてほしいけど、どれを買えばいいか分からない」

「エンディングノートと終活ノートって何が違うの?」

訪問リハビリの現場で、ご家族からよく聞かれる質問です。本記事では「書きやすさ」と「家族の使いやすさ」の2軸で選ぶ7つのおすすめを整理します。

そもそも「エンディングノート」と「終活ノート」の違い

結論からいえば、呼び方の違いだけで中身はほぼ同じです。

  • エンディングノート:「人生の終わりに向けた覚書」のニュアンス
  • 終活ノート:「終活活動の記録」のニュアンス

どちらも「もしもの時に家族が困らないように」が目的。遺言書とは別物で、法的効力はありませんが、家族への意思伝達には十分機能します。

選び方の3つの軸

  1. 書きやすさ(質問形式 vs 自由記述):質問形式のほうが書き始めやすい
  2. 項目の網羅性:お金・医療・葬儀・遺言が一冊にまとまっているか
  3. 家族が読みやすいレイアウト:いざという時、家族が探しやすい構成か

おすすめ7選(無料含む)

① 自治体配布の無料エンディングノート

  • 費用:無料
  • 横浜市・大阪市・札幌市など、多くの自治体が無料で配布
  • 市役所の窓口で配布、または公式サイトからPDFダウンロード可
  • 項目は基本的なもののみ。初めての一冊として最適

② JA共済「もしもの時のノート」

  • 費用:無料(JA共済加入者向け、相談時に提供される場合あり)
  • シンプルな質問形式
  • 書きやすさ重視のレイアウト

③ コクヨ「もしもの時に役立つノート」

  • 費用:1,500円前後
  • 市販で最もポピュラー。書店で在庫多数
  • 項目の網羅性が高い(資産・保険・医療・葬儀・連絡先)
  • 初めての終活ノートとして筆頭候補

④ ダイソー「エンディングノート」

  • 費用:110円
  • 100均で買える手軽さ
  • 項目は最小限だが、「書き始めるハードル」を下げるには十分
  • まずダイソーで書き始めて、慣れたらコクヨに移行というルートも

⑤ 銀行・保険会社配布のエンディングノート

  • 費用:無料(取引銀行・加入保険会社の店頭で配布)
  • 項目は控えめ
  • その金融機関での口座・契約情報をまとめる用途に向く

⑥ Excel・Word の無料テンプレート

  • 費用:無料(Microsoft公式テンプレート、各種ブログ配布)
  • パソコンで管理・編集できる
  • 家族でクラウド共有も可能
  • デジタル管理に慣れた方向け

⑦ アプリ版「もしもノート」(複数あり)

  • 費用:無料〜500円程度
  • スマホで隙間時間に書ける
  • 家族と共有機能のあるアプリも
  • 紙が続かなかった人の代替案として

選び方フローチャート

親世代の傾向 おすすめ
紙が好き、書くこと自体が好き ③コクヨ または ②JA共済
「書くのが面倒」と言いそう ①自治体無料 または ④ダイソー
パソコン・スマホが得意 ⑥Excel または ⑦アプリ
特定の銀行・保険メイン ⑤金融機関配布版

家族の声かけのコツ

親に終活ノートを書いてもらうのは、簡単ではありません。「死ぬ準備をしろ」と受け取られると拒絶反応が出ます。

現場で勧める切り出し方:

  • 「もしもの時に私が困らないように、最低限のことを教えて」
  • 「お父さん(お母さん)が入院した時、私が困らないために書いてほしい」
  • 「私の分も買ったから、一緒に書こう」

「親のため」ではなく「家族(自分)のため」として伝えるのがポイントです。

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✍️ この記事を書いた人

ゆるり|訪問リハビリ専門職

現場で1,000人以上のご家族と関わってきた訪問リハビリ職。27歳で母を亡くし、密葬60万円・相続登記45万円・兄弟3人で揉めた相続を経験。

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ゆるり
リハビリ職の長男。片道2.5時間の距離にある実家で、88歳の祖母の介護と母の相続に向き合っています。看護師だった母が一人で守り続けた家と家族を、今度は自分が守る番だと思っています。母の遺産を新NISAや高配当株で運用しながら、介護・仕事・家族の思い出を両立させるための試行錯誤を、同じ悩みを持つ方へ届けます。