📌 [相続] 実家整理に直面した方へ

本記事は片付け・売却・相続放棄の判断軸を整理した実践ガイドです。当事者の感情・具体的金額・揉めごとの全プロセスは有料noteで書いています。

「親が亡くなって、いざ実家に戻ってみたら——足の踏み場もなかった」

訪問リハビリの現場で、ご家族からこの話を何度も聞いてきました。一人暮らしの親が長年溜め込んでいた荷物。本人にとっては全部が必要なものでも、子から見れば「ゴミ屋敷寸前」。

そして「片付けるか、売るか、相続放棄するか」の判断が、葬儀直後の心が消耗した状態で迫られます。

まず知っておきたい「3つの選択肢」と費用感

選択肢 費用目安 注意点
① 片付けて住む/貸す 片付け30〜100万円
+リフォーム100万〜
毎年の固定資産税・維持費が発生
② 片付けて売却 片付け30〜100万円
+仲介手数料
築古は売却価格<片付け費の場合あり
③ 相続放棄 家裁費用 数千円〜
+専門家依頼で5〜15万円
3か月以内に判断必須

「片付けるか、放棄するか」の判断軸3つ

  1. 不動産の市場価値:路線価・近隣の取引実績で確認。査定は最低3社に依頼を
  2. 借金や連帯保証の有無:信用情報機関(CIC・JICC・KSC)への開示請求で確認
  3. 感情的な負荷:実家がトラウマや負担になる場合、放棄も合理的判断

「ゴミ屋敷寸前」だった場合の片付け実務

  • 遺品整理業者の見積もりは3社以上:1Kで20万円〜、戸建てで100万円超もある
  • 買取り併用業者を選ぶ:家具・家電・着物などを買い取ってくれれば実費が下がる
  • 個人情報・通帳・印鑑・遺言書を先に確保:業者作業中に紛失する事故が後を絶たない
  • 仏壇・神棚・遺影は専門業者へ:粗大ゴミとして出すのは避けたい

相続放棄の落とし穴3つ

  1. 形見分けが「単純承認」と見なされるリスク:放棄前に思い出の品を持ち帰ると、放棄が認められない場合あり
  2. 放棄後も管理義務が残る(民法940条):次順位の相続人に引き継ぐまで管理責任あり
  3. 3か月の起算点を誤解:「親の死亡日」ではなく「自分が相続人になったと知った日」から

事前にやっておけば防げたこと(親が元気なうちに)

  • 親の家を一度一緒に整理する:「終活」ではなく「年末の大掃除」の延長で
  • 不動産の権利関係を確認:先祖名義のまま、共有名義など要注意
  • 火災保険・登記情報を写真で保存:いざという時に探さなくて済む
  • 遺言書を一緒に作る:公正証書遺言なら5〜10万円

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✍️ この記事を書いた人

ゆるり|訪問リハビリ専門職

現場で1,000人以上のご家族と関わってきた訪問リハビリ職。27歳で母を亡くし、密葬60万円・相続登記45万円・兄弟3人で揉めた相続を経験。「誰も教えてくれなかった」悔しさからこのブログを始めました。

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ゆるり
リハビリ職の長男。片道2.5時間の距離にある実家で、88歳の祖母の介護と母の相続に向き合っています。看護師だった母が一人で守り続けた家と家族を、今度は自分が守る番だと思っています。母の遺産を新NISAや高配当株で運用しながら、介護・仕事・家族の思い出を両立させるための試行錯誤を、同じ悩みを持つ方へ届けます。