「夫が逝ったら、私はいくら受け取れますか」

この質問を、現場で何度聞いたかわからない。訪問リハビリの利用者さんの配偶者から、入院中の病室で、施設入居後の面談で。

遺族年金は、知らないと損をする制度の筆頭だ。もらえると思っていたのにもらえなかった、逆に思ったより多かった——両方が起きる。

🦉うめさん
夫に先立たれたら、遺族年金っていくらもらえるのか不安で…
🛡️まもるくん
もらえる金額は夫の加入期間や種類によって変わります。計算の仕組みを一緒に確認しましょう!

結論:遺族年金の種類と金額目安

遺族基礎年金

  • 対象:18歳未満の子がいる配偶者(子のある妻・夫)
  • 金額:年額約81万円+子の加算(1人目・2人目 各約23万円)
  • 子のない配偶者:支給なし

遺族厚生年金

  • 対象:厚生年金加入者が亡くなった場合の配偶者・子など
  • 金額:亡くなった人の厚生年金額の4分の3
  • 子のない妻(40歳以上65歳未満):中高齢寡婦加算あり 年額約60万円

計算例:夫の年金が200万円だったケース(5年で60万円受給差)

  • 遺族厚生年金:200万円×3/4=150万円/年
  • 妻自身の老齢年金が出る65歳以降:遺族厚生年金と自分の年金を比較、多い方を受給

よくある落とし穴

  • 自分の老齢厚生年金が多い場合、遺族厚生年金との差額のみ支給(全額加算ではない)
  • 再婚すると支給停止
  • 事実婚(内縁)は認定されれば対象だが申請が必要
  • 申請期限:5年で時効(未申請のまま亡くなる人もいる)

申請方法と必要書類

  • 申請先:年金事務所または街角の年金相談センター
  • 必要書類:死亡診断書、戸籍謄本、年金手帳、住民票など
  • 支給開始:申請翌月分から(遡及支給は原則なし)

夫が亡くなったら、できるだけ早く年金事務所へ。申請が遅れた分は戻ってこない。


まとめ

遺族年金は「もらえるかもしれない」ではなく、きちんと計算して「いくら入るか」を把握しておくことが重要。夫婦で元気なうちに一度、年金事務所で試算してもらうことを強く勧める。

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ゆるり
リハビリ職の長男。片道2.5時間の距離にある実家で、88歳の祖母の介護と母の相続に向き合っています。看護師だった母が一人で守り続けた家と家族を、今度は自分が守る番だと思っています。母の遺産を新NISAや高配当株で運用しながら、介護・仕事・家族の思い出を両立させるための試行錯誤を、同じ悩みを持つ方へ届けます。