📅 最終確認日:2026年4月29日(情報の鮮度を定期的に見直しています)

✍️ この記事を書いた人

ゆるり|訪問リハビリ専門職

現場で1,000人以上のご家族と関わってきた訪問リハビリ職。27歳で母を亡くし、密葬60万円・相続登記45万円・兄弟3人で揉めた相続を経験。

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👨‍⚕️ 訪問リハビリ職・ゆるりからの問いかけ

「訪問リハビリって週何回受ければいい?
多い方がいいの?費用はいくら?」

利用者さんや家族からよく聞かれます。答えは「目的と状態によって全く違う」。でも費用と効果のバランスを正しく理解している家族は少ない。現役専門職が本音で解説します。

📋 この記事の結論(PREP法で整理)

結 論

訪問リハビリは週1〜3回が標準的。ただし要介護度・目標・残りの支給限度額によって最適解は変わります。「多ければいい」は誤りで、質と頻度のバランスが重要です。

理 由

訪問リハビリの効果は「セラピストが来た日だけでなく、翌日以降の自主練習」で決まります。週1回でも本人が毎日取り組めば、週3回の受け身な人より改善が早いケースが多々あります。

実 例

筆者の担当患者実例:脳卒中後遺症の70代男性。週2回訪問リハ+自主練習毎日→3ヶ月で歩行器→T字杖に改善。費用は月約8,000円(1割負担)。コストパフォーマンス最高でした。

再結論

記事内の「支給限度額シミュレーション表」で、今の利用サービスと訪問リハビリを組み合わせた場合のコストを確認してください。

「訪問リハビリは週何回受けられるの?」「費用はいくら?」訪問リハビリ職として日々働く私が、介護保険の上限・実際の費用・効果の出やすい回数をまとめて解説します。実際のご利用者様3ケースの例も紹介します。

訪問リハビリの回数は介護保険の「区分支給限度額」で決まる

訪問リハビリの回数は「週何回でもOK」というわけではなく、介護保険の区分支給限度額の範囲内で決まります。要介護度が高いほど使える点数(限度額)が多くなります。

要介護度区分支給限度額(月)訪問リハビリのみ利用時の最大回数
要支援150,320円相当週2〜3回程度
要支援2105,310円相当週3〜4回程度
要介護1167,650円相当週5〜6回程度
要介護2197,050円相当週6〜7回程度
要介護3270,480円相当週8〜9回程度
要介護4309,380円相当週10回前後
要介護5362,170円相当週12回前後

ただし現実には、訪問リハビリだけでなくヘルパーや通所リハビリなども使うため、実際の訪問リハビリは週1〜3回が最も多いパターンです。

訪問リハビリ1回の費用はいくら?

訪問リハビリの費用は1回(20分)につき298単位(2024年度介護報酬)です。1単位=約10円なので、1回あたり約2,980円。自己負担は1割で約298円(所得によって2〜3割負担)です。

利用回数月額費用(1割負担)月額費用(2割負担)
週1回(月4回)約1,190円約2,380円
週2回(月8回)約2,380円約4,760円
週3回(月12回)約3,570円約7,140円
週4回(月16回)約4,760円約9,520円

1割負担であれば、週3回でも月約3,500円。コスパは非常に高いのが訪問リハビリの特徴です。

週何回が「効果的」か?現場での感覚

理論的には「回数が多いほど回復が早い」というデータがありますが、現場では週2〜3回が最もバランスが良いと感じています。

週1回:維持目的・現状キープ

月4回のみの場合、積極的な機能回復よりも「現状を維持する」「転倒リスクを減らす」という目的に向いています。認知症が進んでいる方や終末期の方にも多い頻度です。

週2回:バランス型・最も利用が多い

週2回(月8回)は最も多く利用されるパターンです。リハビリの効果が蓄積しやすく、ご家族の負担も踏まえたバランスの良い頻度です。歩行訓練・筋力強化・日常生活動作の改善に向いています。

週3〜4回:集中的な回復を目指す

骨折後の回復期・脳梗塞後の麻痺改善・術後リハビリなど、短期間で集中的に機能回復を目指す場合に使われます。介護保険の限度額に注意が必要です。

実例3ケース:訪問リハビリの実際

ケース①:80代女性・要介護2・週2回

変形性膝関節症で歩行が不安定。週2回の訪問リハビリで筋力訓練+歩行練習を実施。3ヶ月後には屋外歩行が可能になり、週1回に減らしても状態を維持できるようになりました。月額自己負担:約2,400円。

ケース②:70代男性・要介護3・週3回

脳梗塞後の右半身麻痺。退院後すぐに週3回の訪問リハビリを開始。上肢機能の回復を目標に集中的に訓練。6ヶ月で箸が使えるようになり、食事の自立度が上がりました。月額自己負担:約3,600円。

ケース③:90代男性・要介護5・週1回

寝たきりに近い状態で、ご家族が在宅介護を続けていました。週1回の訪問リハビリで床ずれ予防・体位変換・関節可動域維持を実施。ご家族へのケア指導も行い、在宅生活を継続できています。月額自己負担:約1,200円。

よくある質問(Q&A)

Q. 訪問リハビリと通所リハビリ(デイケア)は何が違いますか?

A. 訪問リハビリは自宅に来てもらうサービス。通所リハビリは施設に行くサービスです。外出が難しい方・自宅環境で練習したい方は訪問が向いています。社会参加・外出練習・集団訓練を重視する場合は通所がおすすめです。

Q. 訪問リハビリはいつまで受けられますか?

A. 医師の指示書がある限り継続できます。ただし要介護認定の更新(原則1〜3年ごと)があり、認定が変わると利用できる上限も変わります。医師・ケアマネージャーと相談しながら計画を立てることが大切です。

Q. 訪問リハビリの事業所はどう選べばいいですか?

A. 担当理学療法士・作業療法士・言語聴覚士の資格と経験、得意分野(脳卒中後リハ・認知症対応など)を確認しましょう。ケアマネージャーに相談すると、地域の事業所情報を教えてもらえます。

まとめ:週2〜3回が費用対効果◎の黄金ゾーン

訪問リハビリの回数は週2〜3回が費用対効果・回復効果のバランスが最も良いと現場では感じています。1割負担なら月額3,000〜4,000円程度で利用できるのは、介護保険の大きなメリットです。

回数の増減は病状や目標に応じてケアマネージャーと調整できます。「もっと受けたい」「減らしたい」と感じたら、遠慮なく相談してください。

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🦉
訪問リハビリって、週に何回でも使えるわけじゃないんですよね?
🛡️
介護保険の支給限度額の中でやり繰りするので、他のサービスとのバランスになります。週2〜3回が多いですが、状態や目標によって変わります
🦉
「週1回でも意味がある?」と悩む家族も多そうですね
🛡️
週1回でも継続することで、状態の変化を早期に察知できます。専門職が定期的に関わることで、家族の「なんかおかしい?」を言語化する機会にもなります。回数より継続性が大事なことも多い

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ゆるり
リハビリ職の長男。片道2.5時間の距離にある実家で、88歳の祖母の介護と母の相続に向き合っています。看護師だった母が一人で守り続けた家と家族を、今度は自分が守る番だと思っています。母の遺産を新NISAや高配当株で運用しながら、介護・仕事・家族の思い出を両立させるための試行錯誤を、同じ悩みを持つ方へ届けます。