「このまま定年まで働き続けるしかないんだ」

訪問リハビリ職として10年以上働いてきた私は、ずっとそう信じていました。仕事を辞めたら生きていけない。お金が尽きる。そんな恐怖が、毎日の「行きたくない」という気持ちを押し殺していました。

転機は、通勤時間が片道1時間になったことでした。

「仕事を辞めたら死ぬ」と本気で思っていた

訪問リハビリの仕事は好きでした。患者さんの自宅に伺い、一緒に体を動かし、少しずつ生活が戻っていくのを見届ける。その瞬間に、この仕事を選んだ意味を感じていました。

でも同時に、こんな思い込みが頭の中を支配していました。

「自分は仕事を辞めたら生きていけない」
——10年間、無意識に信じ続けていた思い込み

保険を手厚く掛け続けていたのも、その恐怖からでした。何かあったとき、仕事ができなくなったとき——万が一に備えることが「賢い大人」だと思っていました。月3万円の保険料を、疑問も持たずに払い続けていました。

実際のところは、日本の公的制度が思っていたよりずっと充実していたのに。その事実を、私は知らなかっただけでした。

通勤1時間が、人生を変えた

勤務先が変わり、通勤時間が片道1時間になりました。最初は苦痛でした。ただ座って揺られているだけの1時間——何もしていないことへの焦りもありました。

ある日、何気なくYouTubeを開いて、高田敦子さんの動画に出会いました。

「保険は最小限でいい」「格安SIMに変えるだけで年間6万円節約できる」「積立NISAで毎月少額でも投資する」

画面の中の彼女は、当時の私が「当たり前」と信じていたことを、次々と否定していきました。

正直、最初は「そんなわけない」と思いました。でも話を聞けば聞くほど、数字が合う。理屈が通る。そしてその動画をきっかけに「お金の大学」(両@リベ大学長 著)を読みました。

今まで知っていた常識が、全て打ち返されました。
——ゆるり(訪問リハビリ職)

行動したこと①:保険の解約

一番怖かったのは、保険の解約でした。「辞めた直後に大きな病気が見つかったら」「手術が必要になったら」——頭の中に最悪のシナリオが次々と浮かびました。

でも、ちょうどそのタイミングで「親知らずの手術」が重なりました。

手術費として支払った金額と、保険から受け取った給付金の金額。
それがほぼ同じだったんです。

「……これ、保険なくても医療費だけ払えばよかったんじゃないか」

その気づきが、背中を押してくれました。

そして気づいたのです。不安の正体は「最悪の場合、何が起きるか」を知らないことでした。

高額療養費制度、傷病手当金、障害年金、失業給付——調べれば調べるほど、日本の公的制度は想像以上に手厚かった。「最大リスクを知ること」が、一番の不安の解消でした。

💡 取材ライターより:この言葉を覚えておいてください

「最大リスクを知ることが、不安の一番の解消」

これは、10年以上現場で高齢者を見てきたリハビリ職ならではの言葉だと思います。知識のなさが恐怖を生む。知ることが、自由につながる。

行動したこと②③:格安SIM・積立NISA・貯金→投資

一度動き始めると、次々と行動できるようになりました。スマホを格安SIMに変え、月8,000円が月1,500円になりました。保険料の見直しで月3万円→8,000円に。積立NISAを始め、毎月自動で投資が続く仕組みを作りました。

月3万→8千
保険料の変化
月8千→1.5千
スマホ料金の変化
80万→158万
2年間のNISA実績

一つ変えると、次が変えやすくなる。固定費という「毎月自動的に出ていくお金」を最適化することで、「毎月自動的に増えるお金の仕組み」に変換できました。

NISAを始めて変わったこと——数字以外の話

評価額が増えることへの喜びは、もちろんあります。でも私が本当に変わったと感じるのは、別のことです。

仕事以外で、お金が増えている。
自分が眠っている間も、資産が働いてくれている。
「資本側にも回っている」という感覚を、初めて体感しました。
——ゆるり(訪問リハビリ職)

訪問先で出会う患者さんたちの老後を、毎日見続けてきました。豊かに暮らしている高齢者と、経済的な不安を抱えている高齢者——その差が何から来るのかも、少しずつわかってきました。

公務員の方のご家庭は、退職金と年金でゆとりがある。でも長年、個人事業主やお店をやってきた方のご家庭は、国民年金しかないために、想像以上に苦しい老後になっているケースが多い。

会社に守られていない人ほど、自分で仕組みを作ることが大切なんです。そしてその仕組みは、今からでも作れます。

最後に——このブログを読んでいるあなたへ

少しでもやっていくことで、人生は変わります。私がそうだったように。

固定費の見直しから始める。仕組みを作ったら、あとは自動で資産が増えていく——これが、お金を増やすための「最大の行動」だと今は確信しています。

そして、もう一つ気づいたことがあります。

ミニマリズムに近づくほど、物を増やさず本当に大切なものだけを持って生きるほど、お金の不安とは程遠い生活になっていく。
——ゆるり

使うお金が減るから、貯まるお金が増える。でもそれだけじゃなく、「もっと稼がなければ」「もっと良いものを持たなければ」という焦りから、少しずつ解放されていく感覚がある。

人生の選択肢は、お金の不安がなくなることで増えていきます。仕事を辞めても生きていける。場所を変えることができる。大切な人のそばにいられる。

そのための知識と仕組みを、このブログで一緒に作っていきましょう。

📖 ゆるりが参考にした本・動画

私の人生を変えたきっかけです

両@リベ大「お金の大学」
高田敦子さんのYouTube
ジャストキープバイイング
サイコロジーオブマネー

知識が変われば行動が変わる。行動が変われば人生が変わる。

「お金の常識」が変わった瞬間——訪問リハビリ職で気づいた3つのこと

気づき①:時間とお金は交換できる

通勤に毎日2時間使っていたとき、「時給に換算するといくらだろう」と計算しました。月20日×2時間=40時間。時給1,500円なら月6万円分の時間を「通勤」に使っていた計算になります。

訪問リハビリの仕事は車や自転車での移動が多いです。移動時間は「考える時間」でもある。その時間にお金の本をオーディオブックで聴き始めたことが、全ての始まりでした。

気づき②:「リハビリ職は稼げない」は自分で決めた上限だった

訪問リハビリ職の年収は上限が見えています。給与だけで豊かになることは難しい。でも「投資×時間」の力を知ってから、その見方が変わりました。

給与を増やすことと、資産を増やすことは別の話です。給与が増えなくても、資産は増やせる。このことに気づいた日、少し楽になりました。

気づき③:患者さんの「老後の後悔」が一番のテキストだった

「若い頃にもっと貯めておけばよかった」「保険のことをちゃんと考えておけばよかった」「子供に迷惑をかけたくない」——これは私が訪問先で何度も聞いた言葉です。

この言葉たちが、私がお金の勉強を続ける原動力になっています。10年後、20年後の自分が「やっておいてよかった」と思えるように、今日も積立ボタンを押しています。

「通勤時間が長い人」へ——時間の使い方を変える3つの提案

  1. オーディオブックでお金・投資の基礎を学ぶ(Audible・audiobook.jp)
  2. PodcastやYouTubeで経済・資産形成の情報を聴く(通勤中に耳だけで学べる)
  3. スマホでNISA積立の設定・確認をする(通勤中に月1回のポートフォリオ確認)

通勤時間は「取られた時間」ではなく「与えられた時間」に変えられます。私が2年間でお金の知識を身につけられたのは、この通勤時間のおかげです。

読んでくれたあなたへ

「自分には関係ない」と思っているお金の話が、実は一番自分に関係があったりします。

私がこのブログを書いているのは、「知らないままでいる人」を少しでも減らしたいからです。専門家でも金融機関でもない、ただの訪問リハビリ職として。現場で見てきたリアルと、自分の体験談を届け続けます。

もし「もっと早く知りたかった」と思える記事があれば、シェアしてもらえると嬉しいです。それが次の誰かの「知るきっかけ」になります。

ABOUT ME
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ゆるり
リハビリ職の長男。片道2.5時間の距離にある実家で、88歳の祖母の介護と母の相続に向き合っています。看護師だった母が一人で守り続けた家と家族を、今度は自分が守る番だと思っています。母の遺産を新NISAや高配当株で運用しながら、介護・仕事・家族の思い出を両立させるための試行錯誤を、同じ悩みを持つ方へ届けます。