NISA積立を始めて数ヶ月後、資産が10%下がっていることに気づいたとき、あなたはどう感じますか?

私も最初の暴落のとき、正直怖かったです。スマホを開くたびに赤い数字……。「このまま続けていいのか」という不安が頭をよぎりました。

でも2年間積み続けた今、暴落時にすべきことは1つだけだとわかりました。「何もしないこと」です。

💡 この記事の結論
✅ 暴落時に売ってはいけない理由(データで証明)
✅ 暴落中もむしろ「買い増しチャンス」の理由
✅ 心理的に落ち着くための考え方
✅ 実際に私が暴落時にやったこと・やらなかったこと

暴落時にやること・やらないことの結論

✅ 暴落時にやること

  • 積立設定を変えない(そのまま続ける)
  • 資産評価額を見る頻度を減らす
  • 「暴落は一時的」というデータを読み返す
  • 余剰資金があれば「追加買い付け」を検討する

❌ 暴落時にやってはいけないこと

  • 「損を確定させる」売却——これが最大の失敗
  • 積立を止めて「様子見」する
  • SNSやニュースの暴落報道を毎日見る
  • 個別銘柄や短期トレードに乗り換える
  • 「底値で買い直そう」と売って待機する

「稲妻の法則」が示すこと

「もし投資家が過去30年間の株式市場の最も良かった20日間を逃していたら、リターンの大部分を失っていたことになる」

——長期投資の格言(ジャスト・キープ・バイイング より)
「稲妻が落ちる瞬間に市場にいること」が長期投資の本質です。
暴落後の急回復(稲妻)がいつ来るかは誰にも予測できません。「暴落したから売って、底値で買い直す」戦略は理論上は正しく聞こえますが、実際には底値を正確に当てることは不可能です。売った後に急回復し、稲妻の瞬間を逃してしまうのが最悪のシナリオです。

過去の暴落後の回復データ

📊 主な暴落後、S&P500が回復するまでの期間(参考値)

ITバブル崩壊
-49%
→約7年で回復
リーマンショック
-57%
→約5年で回復
コロナショック
-34%
→約5ヶ月で回復

※S&P500指数の参考値。将来の回復を保証するものではありません。

歴史上、どんな暴落もいずれ回復しています。ただし「回復するまで保有し続けた人だけ」が恩恵を受けました。途中で売った人は回復の果実を取れませんでした。
私が2年間で含み益+78万円を得られたのも、「途中の下落で売らなかった」ことが大きな理由です。

暴落中の「追加買い付け」は正解か

余剰資金があれば、暴落中の追加買い付けは長期的に見て有効です。同じ商品が「割引価格」で買えるためです(ドルコスト平均法の恩恵)。

ただし「生活防衛費(6ヶ月分の生活費)を超えてまで買い増す必要はありません」。無理な追加購入は生活を圧迫し、本当に資金が必要なときに売らざるを得ない状況を作ります。

暴落で心が揺れたときの処方箋

💊 精神的に落ち着くための5つの言葉

  • 「下落は一時的。長期的には右肩上がりが歴史の答え」
  • 「今売ったら損が確定する。持ち続ければ含み損は幻」
  • 「暴落中の積立は、安くたくさん買えるチャンス」
  • 「10年後の自分は今の判断に感謝するはず」
  • 「私の積立は変わらず続いている。それだけでいい」

よくある質問

Q. 暴落が10年以上続いたらどうするの?
A. 歴史上、世界経済全体(オルカン)が10年以上マイナスだったことはありません。S&P500は日本バブル崩壊と違い、構成銘柄が定期的に入れ替わるため長期低迷しにくい構造です。

Q. 積立を一時停止するのはOK?
A. 生活が苦しい場合は止めてもOKです。「投資より生活優先」が大原則。ただし余裕があるのに不安で止めるのはもったいない。

Q. 暴落のたびに怖くて眠れなくなる。投資向いてないのかな?
A. 不安になること自体は正常です。対策として「投資額を減らして安眠できる金額にする」か「資産推移を見る頻度を月1回にする」が有効です。

📌 暴落時の行動指針

「何もしない」ことが最強の戦略です。
設定した積立をただ続けること——それだけで長期では勝てます。

積立設定はそのまま
評価額チェックは月1回
SNSの暴落ニュースは無視

暴落の歴史と「その後」——データで見る回復の事実

暴落イベント下落幅(S&P500)底値から回復までの期間
ITバブル崩壊(2000〜2002)約49%下落約7年
リーマンショック(2008〜2009)約56%下落約5年
コロナショック(2020年2〜3月)約34%下落約6ヶ月
金利上昇ショック(2022年)約25%下落約2年

どの暴落も「必ず回復している」のが歴史の事実です。コロナショックはわずか6ヶ月で回復しました。売らなかった人だけが回復の恩恵を受けられます。

暴落中に「何もしない」ための心理的テクニック

頭ではわかっていても、資産が減るのを見ると行動したくなります。私が実践している「何もしない」ための具体的な方法です。

  • アプリを見る頻度を月1回に固定する(毎日見ると感情が動く)
  • 「今は安く買えている期間」と言葉にする(積立継続の意味を確認)
  • 10年後の自分への手紙を書いておく(「売らないこと」を宣言)
  • 投資仲間を作る(X・noteで同じ境遇の人と繋がる)

私も2022年の暴落時に資産が一時60万円近く下落しました。そのとき実践したのは「週1回しかアプリを開かない」というルールです。見なければ感情は動きません。

暴落時のチェックリスト——やること・やってはいけないこと

状況✅ やること❌ やってはいけないこと
暴落開始積立継続・アプリ確認頻度を下げる狼狽売り・積立停止
下落が続く「安く買えている」と考える追加の一括投資(生活費を崩す)
底値付近何もしない「もっと下がる」と売り続ける
回復局面引き続き積立継続「取り戻せた」と安心して売却

暴落対処 よくある質問6選

Q1. 暴落中に積立額を増やすべきですか?

生活防衛資金(3〜6ヶ月分)が確保されていて、心理的に無理がなければ増額は理にかなっています。ただし「生活費を削って追加投資」は危険です。通常の積立を継続するだけで十分です。

Q2. 暴落が長期化したらどうすればいいですか?

ITバブル崩壊のように7年続くケースもあります。長期化への備えは「生活防衛資金を十分に確保しておくこと」です。投資に回すのは「10年以上使わない余剰資金」だけにしてください。

Q3. 暴落が来たら現金を増やした方がいいですか?

積立投資は継続し、現金比率を意識的に上げる必要はありません。ただし、近い将来に大きな出費が控えている場合(住宅購入・子供の進学等)は、その分は現金で持っておく方が安全です。

Q4. 「今が底」をどうやって見極めますか?

底値は後からしかわかりません。プロのファンドマネージャーでも底値を正確に当てることはできません。だからこそ、毎月一定額を積立てる「ドルコスト平均法」が有効なのです。

Q5. 暴落時に金(ゴールド)やビットコインに逃げるべきですか?

初心者にはおすすめしません。ゴールドは暴落時に下がることもあります。ビットコインは株式以上の変動幅があります。NISA×インデックスファンドの積立を継続することが、初心者の最善策です。

Q6. 売ってしまった後はどうすればいいですか?

後悔しても仕方ありません。今から再スタートしてください。「売ってしまった損」を取り戻そうとリスクを取りすぎるのが最も危険です。同じファンドを同じルールで積立て直すだけでOKです。

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ゆるり
リハビリ職の長男。片道2.5時間の距離にある実家で、88歳の祖母の介護と母の相続に向き合っています。看護師だった母が一人で守り続けた家と家族を、今度は自分が守る番だと思っています。母の遺産を新NISAや高配当株で運用しながら、介護・仕事・家族の思い出を両立させるための試行錯誤を、同じ悩みを持つ方へ届けます。