「ポイントを貯めている人がいるけど、それは企業の思うツボですよ」

取材の中で、さらっとこう言われた。刺さった。

ポイントを貯めるためにカードを使う。でも貯めたポイントは有効期限が切れる。または、ポイントを使いたいがために余計な買い物をする。気づけば「ポイントのために消費している」。

クレジットカードを使いこなしている人は、ポイントに振り回されない。ポイントは「使うもの」であって「貯めるもの」ではない。この発想の転換が、クレカ活用の第一歩だ。

実際に使っているカード構成

私が現在メインで使っているカードは2枚+事業用1枚の構成だ。

カード主な用途選んだ理由
三井住友ゴールドカード(NL)日常払い・投資積立・固定費100万円修行でゴールド永年無料・コンビニ7%還元・クレカ積立1%
楽天VISAカード楽天ペイ経由の日常払い100万円超えた後のポイント消化・楽天経済圏との連携
楽天マスターカード事業用支出の分離管理個人と事業の明細を分けるため

ポイントは「貯める」のではなく「優先的に消化する」。楽天ポイントはすぐに楽天ペイで使う。Vポイントは投資信託の購入に充てる。ポイントを放置しない習慣が、ポイントの実質価値を最大化する。

年間200万円を達成した方法——実家費用の集約

三井住友ゴールドカード(NL)の「100万円修行」を経験した。100万円以上使うと年会費が永年無料になり、ゴールド特典がずっと使える仕組みだ。

私の場合、100万円どころか年間200万円に達した。理由は実家の固定費もすべてカードに集約したからだ。

  • 固定電話代
  • インターネット回線
  • NHK受信料
  • 各種サブスク・定期サービス
  • 介護用品のネット購入

自分の生活費に加えて実家の固定費も集約すれば、特別な出費をしなくても自然に利用額が積み上がる。「修行のために無駄な買い物をする」必要は一切なかった。

ただし、100万円を超えるとポイント還元率が下がるカード設計になっている。その後は楽天ペイに切り替えて、ポイントを効率よく消化する運用に変えた。

クレカでやってはいけないこと3つ

① リボ払いは絶対に使わない

リボ払いは毎月の支払いを一定額にする仕組みだが、金利が年15〜18%かかる。「月々の負担を減らしたい」という動機で使い始めると、知らないうちに高金利の負債が積み上がる。クレカ節約を語るうえで、リボ払いは本末転倒の最たるものだ。

カードが届いたらまず設定を確認して、「一括払いのみ」に固定すること。

② 生活防衛資金を超えた金額はカードで払わない

クレジットカードは「今月使って来月払う」仕組みだ。口座残高より多く使えば、引き落とし日に不足が出る。

私のルールは「生活防衛資金(3〜6ヶ月分の生活費)には絶対に手をつけない金額だけカードで払う」こと。現金が底をつく使い方は、クレカの恩恵を一切受けられないどころか、手数料・利息のリスクしかない。

③ 家計簿なしでカードは使わない

周りでクレカを失敗している人を見ると、共通点が「家計の把握ができていない」ことだ。残高が少ないのに使い続ける。いくら使ったか月末まで把握していない。カードは家計管理が前提にあって初めてメリットが出る道具だ。

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「ポイントを貯めるのは企業の思うツボ」って、すごく刺さりますね
🛡️
ポイントが失効するのが一番もったいない。だから「もらったらすぐ使う」が正解です。Vポイントはそのまま投資信託に使えるので、ポイントを消費じゃなく資産に変えられます
🦉
実家の固定費もカードにまとめたら年間200万円になったというのは、同じ状況の人に刺さりそうです
🛡️
介護に関わっていると実家の支払いを立替えるタイミングが増えます。どうせ払うならカードで集約してポイントをもらう。同じお金の動きでもカード払いにするだけで年間数万円分の還元が変わります

クレカは「現金より安全な道具」だという事実

クレカを怖がる人に、最後に一つ伝えたいことがある。

クレジットカードは、現金より安全だ。

現金が盗まれたら戻ってこない。クレカが不正利用されたら、カード会社に連絡すれば基本的に補償される。盗難・スキミングのリスクも、ナンバーレスカードを使えばさらに下がる。

怖いのはカードそのものじゃない。使い方を知らないこと、管理できていないこと——それがリスクの正体だ。正しく使えば、クレカは現金よりも安全で、ポイントもつく、最強の決済手段になる。

クレカは仏壇のライターと同じ——リスクとリターンの正しい話

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ゆるり
リハビリ職の長男。片道2.5時間の距離にある実家で、88歳の祖母の介護と母の相続に向き合っています。看護師だった母が一人で守り続けた家と家族を、今度は自分が守る番だと思っています。母の遺産を新NISAや高配当株で運用しながら、介護・仕事・家族の思い出を両立させるための試行錯誤を、同じ悩みを持つ方へ届けます。