実家が空き家になる日——売る・貸す・住むの判断軸
ゆるり
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親が逝って、実家が空っぽになった
「どうしましょう……実家に誰も住まなくなってしまって」
訪問リハビリで看取りに関わった後、残された家族からこんな相談を受けることがある。
実家の空き家問題は、判断を先延ばしにするほどコストがかかる。固定資産税・管理費・老朽化費用が積み上がり、最終的に「売るに売れない」状態になるケースも多い。
🦉うめさん
実家が空き家になりそうで…売るべきか、貸すべきか、どうすればいいのかわからなくて。
🛡️まもるくん
3つの選択肢にはそれぞれメリット・デメリットがあります。実家の状況に合わせて整理していきましょう!
結論:3つの選択肢と向いているケース
① 売る
- 向いているケース:相続人が遠方、維持管理が困難、老朽化が進んでいる
- メリット:維持コストゼロ、現金化できる
- 注意点:3,000万円特別控除(相続空き家の特例)は期限・要件あり
② 貸す
- 向いているケース:立地が良い、築浅、管理できる相続人がいる
- メリット:収入が得られる、所有権を残せる
- 注意点:入居者トラブル・原状回復費用・空室リスク
③ 住む(移住)
- 向いているケース:相続人が実家近くに住んでいる、テレワーク可、都市部から移住希望
- メリット:コスト最小、思い出の家を守れる
- 注意点:修繕費・固定資産税・自分の現住所との二重コスト
「特定空き家」指定のリスク
何もしないで放置すると、市区町村から特定空き家に指定されるリスクがある。指定されると、固定資産税の住宅用地特例が外れ、税額が最大6倍に跳ね上がる。さらに行政代執行(強制解体)の対象にもなりうる。
3年以内に売るなら「相続空き家の3,000万円特別控除」を活用
- 相続した空き家を売る場合、譲渡所得から最大3,000万円控除できる
- 適用条件:1981年5月31日以前建築、相続開始から3年以内に売却など
- 2023年改正で適用期限延長・要件緩和あり(確認必須)
まとめ:早めの判断が最善
実家の空き家は、相続から1年以内に方向性を決めることを強く勧める。売る場合は税理士、貸す場合は不動産管理会社、住む場合はリフォーム見積もりを早めに取っておくこと。放置は最悪の選択肢だ。
ABOUT ME
ゆるり
リハビリ職の長男。片道2.5時間の距離にある実家で、88歳の祖母の介護と母の相続に向き合っています。看護師だった母が一人で守り続けた家と家族を、今度は自分が守る番だと思っています。母の遺産を新NISAや高配当株で運用しながら、介護・仕事・家族の思い出を両立させるための試行錯誤を、同じ悩みを持つ方へ届けます。