月18万円。

これが私の「固定費」の合計額だ。家賃・光熱費・実家の維持費・サブスクを全部足すと、毎月18万2,293円が、何もしなくても口座から出ていく。

この数字を初めて計算したとき、正直ぞっとした。でも同時に思った。「知らないまま過ごしていたら、もっと怖かった」と。

今回は、私のリアルな固定費をすべて公開する。そしてFIRE(経済的自立)を目指す人に向けて、固定費を「投資の利回りで賄うために必要な資産額」に換算するという視点を紹介したい。

私の基本情報と2拠点生活の事情

私は訪問リハビリ専門職として現役で働きながら、新NISAとクレカ積立で資産形成を実践している。特殊な事情として、賃貸アパートと実家の2拠点を管理している

実家は親が亡くなってからも「残す」選択をした。思い出があるから。でもその選択には、年間61万円というコストが伴う。固定費管理は、そういう「感情的な決断」と「お金の現実」を両方見ながらやっている。

カテゴリー別 固定費の全公開

📦 アパート(居住拠点):月10.4万円

項目月額年額
家賃69,597円835,164円
電気9,000円108,000円
ガス21,000円252,000円
水道2,500円30,000円
火災保険9,100円
NHK11,356円
合計103,802円1,245,620円

ガス代が月2.1万円と高いのが課題。給湯器の使い方と設定温度の見直しで削減を検討中。年間25万円のガス代は、固定費見直しの最優先候補だ。

🏠 実家(維持・管理):月5.1万円

項目月額年額
電気14,000円168,000円
ガス9,000円108,000円
水道3,000円36,000円
マネーフォワード光6,000円72,000円
ひかり電話550円6,600円
新聞3,900円46,800円
ダスキン500円6,000円
火災保険25,000円
環境維持費65,900円
NHK6,825円
固定資産税76,000円
合計51,427円617,125円

「実家なんだからタダでしょ」は幻想だ。空き家にしていても電気・水道の基本料金、固定資産税、火災保険は止まらない。実家を残すという選択は、年間61万円を受け入れるということだ。それを知った上で残している。

🦉うめさん
実家の維持費が年間61万円…。「残す」ってそういうことなんだね。知らなかったら怖かった。
🛡️まもるくん
感情で「残したい」と決めることは悪くない。でも数字を知った上で決めるのと、知らずに決めるのは全然違う。年61万円を「払い続けられるか」を確認してから決断するのが正解。

💼 事業費(ツール・学習):月2.1万円

項目支払い年額
iCloud月払い5,400円
通信費月払い60,000円
リベシティ月払い66,000円
Amazon Prime年払い5,900円
Google AI Pro年払い29,000円
1Password年払い8,000円
YouTube Premium年払い12,800円
ConoHaサーバー年払い11,500円
Canva Pro年払い8,300円
Claude AI月払い42,000円
合計248,900円

AIツール(Google AI Pro + Claude AI)で年間7.1万円。「高い」と感じる人もいると思う。でも私の使い方では記事作成・情報整理・業務効率化に直接使っていて、時給換算すると明らかにペイしている。AIはコストではなく、生産性への投資として考えている。

🚗 個人費:月6,323円

項目年額
自動車保険23,870円
自動車税34,500円
理学療法士協会費17,500円
合計75,870円

自動車保険が年2.4万円は比較的抑えられている。ネット型保険への切り替えと等級の積み上げが効いている。職能団体の年会費1.75万円は、資格維持に必要なコストとして割り切っている。

FIRE視点で換算——この固定費を「運用益だけ」で賄うには?

ここからが本題だ。

固定費を「4%ルール」——年間支出の25倍の資産があれば、年4%の運用益だけで生活できる——で換算するとこうなる。

カテゴリー年間支払い必要な投資額(4%ルール)
アパート124.6万円3,114万円
実家61.7万円1,543万円
事業24.9万円622万円
個人7.6万円190万円
合計218.8万円5,469万円

固定費だけで、約5,500万円の投資資産が必要という計算になる。

🦉うめさん
5,500万円…。気が遠くなりそう。これって稼げない人には無理な話?
🛡️まもるくん
逆の見方をしてほしい。固定費を月1万円削ると、必要な投資額が250万円下がる。固定費の見直しは「投資の積み上げ」と同じ効果がある。まず見える化して、削れるところを探すのが最初の一手。

固定費管理で私が実践している4つのこと

  1. 銀行口座をカテゴリーで分ける——楽天銀行(事業費)・住信SBIネット銀行(個人費)・生活口座を分けて管理。何にいくら使ったかが一目でわかる。
  2. 年払いを「月割り」で把握する——固定資産税・火災保険・自動車税など年払いのものは月額換算して管理。「年に一度だから」と油断すると家計が荒れる。
  3. サブスクは半年に1回棚卸しする——使っているつもりで使っていないものが必ず出てくる。カードの明細と使用実績を突き合わせる。
  4. 「必要な投資額」で考える癖をつける——月1,000円のサブスクを「たった千円」ではなく「25万円の投資資産が必要なコスト」として見る。判断の質が変わる。

まとめ:固定費の見える化が、FIRE への最初の地図

私の固定費の総額は年間約219万円、月換算で18.2万円。4%ルールで換算すると、固定費だけを賄うのに約5,500万円の投資資産が必要だ。

これは怖い数字ではなく、目標を明確にする地図だ。

まず固定費を書き出してほしい。Excelでも、マネーフォワードでも、手帳でも何でもいい。書き出した瞬間に、削れるものが見えてくる。見えれば動ける。動けば資産形成のスピードが変わる。

固定費の見直しは、今日からできる最強の資産形成だ。


📌 固定費を削ったお金をどこに回すか、迷っている方はこちらも参考にどうぞ。
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ゆるり
リハビリ職の長男。片道2.5時間の距離にある実家で、88歳の祖母の介護と母の相続に向き合っています。看護師だった母が一人で守り続けた家と家族を、今度は自分が守る番だと思っています。母の遺産を新NISAや高配当株で運用しながら、介護・仕事・家族の思い出を両立させるための試行錯誤を、同じ悩みを持つ方へ届けます。