「NISAを始めたいけど何から手をつければいいのか」——このブログで最もよく受ける相談です。

私自身、2年前まで「投資は怖い」「自分には関係ない」と思っていた訪問リハビリ職です。それでも今は元本80万円が158万円になりました。

この記事はNISAの「すべて」を1記事で学べる完全ガイドです。口座の選び方から積立商品の選択、実際の設定方法、暴落時の対処法まで、ステップ順にすべて解説します。

Contents

📋 この記事の目次

  1. NISAとは何か——3分で理解する基本
  2. 旧NISAと新NISAの違い
  3. STEP1:証券口座の選び方(SBI vs 楽天)
  4. STEP2:積立商品の選び方(オルカン vs S&P500)
  5. STEP3:クレカ積立設定で還元を最大化
  6. STEP4:積立金額の決め方
  7. STEP5:始めた後にやること・やらないこと
  8. 暴落したときの正しい対処法
  9. よくある質問

NISAとは何か——3分で理解する基本

NISAとは「少額投資非課税制度」の略称で、投資で得た利益を非課税にできる国の制度です。

0円
NISA口座の税金
年360万
非課税投資の上限
1,800万
生涯非課税枠の総額
無期限
非課税保有期間

通常の口座で100万円の利益が出ると約20万円が税金で取られます。NISAでは100万円の利益が丸ごとあなたのものになります。

STEP1:まず証券口座を選ぶ

1

SBI証券 か 楽天証券 を選ぶ

どちらも手数料・品揃えともに最高水準。決め手は「持っているクレジットカード」です。

あなたのカード おすすめ証券 積立還元率
三井住友ゴールドNL SBI証券 1.0%
三井住友NL SBI証券 0.5%
楽天カード 楽天証券 0.5〜1.0%
どちらもない SBI証券+三井住友NLを作る 0.5%〜
💡 カードがない場合は三井住友カードNLを作ってSBI証券がおすすめ。年会費無料で即スタートできます。

STEP2:積立する商品を選ぶ

2

「eMAXIS Slim全世界株式(オルカン)」一択でOK

初心者が迷わず選べる最強の商品が「eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)」通称オルカンです。

  • 世界50ヵ国・約3,000社に自動分散
  • 信託報酬年0.05775%——業界最低水準
  • SBI証券・楽天証券どちらでも購入可能
  • 「ほったらかし」で長期保有に最適
💡 S&P500との違いが気になる方は→オルカン vs S&P500 徹底比較

STEP3:クレカ積立を設定する

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クレカ払いにするだけでポイント還元が発生

積立金額の支払いをクレジットカードに設定するだけで、毎月ポイントが戻ってきます。

  • SBI証券 × 三井住友ゴールドNL:年40万積立で4,000ポイント還元
  • 楽天証券 × 楽天カード:年40万積立で2,000〜4,000ポイント還元
💡 楽天カード×楽天証券の設定手順→完全設定ガイド

STEP4:積立金額の決め方

4

「生活防衛費を確保した上での余剰資金」が正解

積立金額の目安は以下のとおりです。

手取り月収 おすすめ積立額 目安の割合
〜20万円 月3,000〜1万円 2〜5%
20〜30万円 月1〜3万円 5〜10%
30〜40万円 月3〜5万円 10〜15%
40万円以上 月5〜10万円 10〜20%
⚠️ 先に生活防衛費(月収×6ヶ月分)を手元に用意してから始めることが大原則。無理な積立は生活破綻のもとです。

STEP5:始めた後のルール

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「何もしない」が最強の戦略

  • ✅ 毎月自動で積立が続く設定をしたら放置
  • ✅ 評価額のチェックは月1回で十分
  • ❌ 暴落時に売らない(これが一番大切)
  • ❌ 市場のニュースに毎日反応しない
  • ❌ 商品を頻繁に変えない
💡 暴落時の対処法を詳しく知りたい方→NISAが暴落したとき「すべき1つのこと」

【比較表】SBI証券 vs 楽天証券——どちらで口座を開くべきか

NISAを始めるにあたって、最初の関門が「どの証券会社を選ぶか」です。結論から言えば、SBI証券か楽天証券のどちらかでOK。それ以外は選ばなくて大丈夫です。

比較項目SBI証券楽天証券
口座開設の手軽さ△ やや手順多め◎ シンプル
クレカ積立カード三井住友ゴールドNL(還元率最大1%)楽天カード(還元率0.5〜1%)
ポイント使い道Vポイント→投資に再活用可楽天ポイント→楽天経済圏で使いやすい
取扱ファンド数◎ 国内最多クラス○ 主要ファンドは揃っている
アプリの使いやすさ○ 高機能だが複雑◎ シンプルで初心者向き
楽天経済圏との相性

迷ったらこう決める:楽天カードや楽天市場をよく使うなら楽天証券。三井住友カードを使っている・これから作る予定なら SBI証券。両方開設して使い分けるのが最終的に最強です(私もそうしています)。

【徹底比較】オルカン vs S&P500——どちらを積立てるべきか

「結局どっちがいいの?」と最も聞かれる質問です。答えは「どちらでもOK。ただし理由を理解して選ぶこと」

比較項目オルカン(全世界株式)S&P500(米国株式)
正式名称eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
投資先世界約50カ国・約3,000銘柄米国のみ・500社
分散度◎ 高い△ 米国集中リスクあり
過去10年リターン○ 年平均約10%◎ 年平均約13%
信託報酬年0.05775%年0.09372%
「米国が衰退したら」○ 他の国がカバー△ もろに影響を受ける

私が両方積立てている理由は「迷うくらいならどちらも持つ」という発想です。SBI証券でS&P500、楽天証券でオルカン——それぞれ月5万円ずつ積立てています。

積立金額のシミュレーション——月1万・3万・5万・10万で20年後はどうなるか

「いくらから始めればいいか」という質問も多いです。年利5%(歴史的平均より保守的な数値)で計算した表がこちら。

月積立額5年後10年後20年後30年後
月1万円68万円155万円411万円832万円
月3万円204万円466万円1,233万円2,496万円
月5万円340万円776万円2,055万円4,160万円
月10万円680万円1,552万円4,110万円8,320万円

月1万円でも20年続ければ411万円。銀行預金(金利0.001%)なら240万円なので、171万円の差が生まれます。「少額だから意味ない」は間違いです。

NISA初心者がやりがちな失敗5パターン——訪問リハビリ職が見た「後悔した人の共通点」

仕事柄、お金の相談を受けることが多い私が、実際に「やってしまった」と言われた失敗をまとめます。

失敗①:暴落のたびに売ってしまう

「含み損が怖くて売った。そしたらその後すぐ戻った」——これが最多の後悔です。NISA(特に積立投資)は売らないことが最大の戦略です。暴落は「安く買えるチャンス」と捉え直してください。

失敗②:毎月金額をコロコロ変える

「今月は生活費がきつかったから3,000円に減らした」→翌月「やっぱり増やした」を繰り返すと、ドルコスト平均法の効果が薄れます。一度設定したら基本的に変えないのが鉄則です。

失敗③:成長投資枠で個別株に手を出す

NISA口座の成長投資枠(年240万円まで)を使って個別株を買い、大きく損した人は少なくありません。初心者のうちは積立投資枠でインデックスファンドのみと割り切るのが安全です。

失敗④:生活防衛資金を作らずに積立を始める

生活費3〜6ヶ月分の現金は、投資に回さず手元に残してください。急な出費で「やむなく解約」する羽目になると、タイミング最悪で売ることになります。まず生活防衛資金→その後に投資が正しい順序です。

失敗⑤:口座を作っただけで積立設定をしていない

「口座は開いた。でも何を買えばいいかわからなくて放置」——これが意外に多いパターンです。口座開設後、積立設定まで完了して初めてスタートです。eMAXIS Slim全世界株式を月1万円でも、まず設定を完了させてください。

クレカ積立の設定手順——ポイントをもらいながら積立てる具体的なやり方

クレジットカードで積立設定をするとポイントが貯まります。月5万円積立てれば年間6,000〜9,000ポイントがただで入ってくる計算。設定は一度やれば終わりです。

楽天証券×楽天カードの設定手順

①楽天証券にログイン→②「積立注文」→③銘柄選択(eMAXIS Slim全世界株式)→④決済方法で「楽天カード」を選択→⑤積立日・金額を設定→⑥注文確定。これだけです。5分以内に完了します。

SBI証券×三井住友カード(NL)の設定手順

①SBI証券にログイン→②「投信積立」→③銘柄検索(S&P500)→④「クレジットカード決済」を選択→⑤三井住友カードを連携(初回のみ)→⑥金額・日付を設定→⑦注文確定。三井住友ゴールドNLなら年100万円修行で永年無料になります。

暴落が来たときに絶対にやってはいけないこと・やるべきこと

2020年のコロナショック、2022年の金利上昇ショック——どちらも一時的に資産が大きく下落しました。このとき、売った人は損を確定し、持ち続けた人は回復して利益を得ました。

やってはいけないことやるべきこと
暴落中✕ 狼狽売り・積立停止○ 何もしない・むしろ継続
回復待ち✕ 「戻ったら売る」と考える○ ほったらかし
心理的対策✕ 毎日アプリで確認する○ 月1回だけ確認

私が2022年の暴落時にやったこと:何もしませんでした。資産が一時期60万円近く下落しましたが、確認する頻度を月1回に減らし、ひたすら積立を続けました。2024年には完全回復し、今は大幅な含み益になっています。

NISA よくある質問10選——訪問リハビリ職がリアルに受けた相談まとめ

職場の同僚や利用者家族から実際に受けた質問を、Q&A形式でまとめました。

Q1. NISAは何歳から始められますか?

18歳から開設できます(2024年以降)。未成年の場合はジュニアNISAは廃止されているため、18歳になってから自分で開設するのが現実的です。

Q2. NISA口座は複数の証券会社で持てますか?

いいえ。NISA口座は1人1口座のみです。ただし、年1回口座を移す(金融機関変更)ことは可能です。特定口座(課税口座)なら複数の証券会社で持てます。

Q3. 積立NISAとNISAは違うものですか?

2024年からは「新NISA」に一本化されました。新NISAには「積立投資枠(年120万円)」と「成長投資枠(年240万円)」があり、両方を同一口座で使えます。旧制度の「つみたてNISA」「一般NISA」は2023年末で終了しています。

Q4. 元本割れすることはありますか?

あります。投資である以上、元本保証はありません。ただし、全世界株式や米国株式のインデックスファンドは長期(15〜20年以上)で保有すると、歴史的に元本割れがなかったというデータがあります。短期では下がることもありますが、長期目線での積立であれば過度な心配は不要です。

Q5. 積立を途中で止めることはできますか?

はい、いつでも止められます。積立を停止しても、すでに購入した分はそのまま非課税で保有し続けられます。生活が苦しい時期は一時停止して、余裕が出たら再開すればOKです。

Q6. 途中で解約(売却)できますか?

できます。急にお金が必要になった場合は、いつでも売却可能です。ただし、売却した非課税枠は翌年に復活します(新NISAの特徴)。できれば長期保有が前提ですが、いざという時に売れないものではありません。

Q7. 会社の確定拠出年金(iDeCo)とどちらを優先すべきですか?

基本的にはiDeCo → NISA の順で優先するのが税制上お得です。iDeCoは掛金が全額所得控除になるため、節税効果が大きい。ただし60歳まで引き出せない縛りがあるので、生活防衛資金を確保した上で検討してください。

Q8. 毎月いくらから始めるのが現実的ですか?

手取りの10〜20%を目安にしてください。手取り25万円なら2.5〜5万円が目安。最低は月100円からでも設定可能です(楽天証券)。まずは少額で「続ける習慣」をつけることが大切です。

Q9. 専業主婦(主夫)でもNISAはできますか?

できます。NISAに収入要件はありません。証券口座を開設できれば誰でも使えます。家族の収入から生活費として受け取ったお金を積立てることも問題ありません。

Q10. 親(60代〜70代)でも今から始める意味はありますか?

あります。「もう遅い」は間違いです。70歳から始めて10年積立てれば、80歳時点で複利の恩恵を受けられます。ただし、短期間での運用になるため元本割れリスクを考慮した金額設定(積立額を抑える・現金とのバランスを取る)が重要です。

まとめ——今日から始める3ステップ

長くなりましたが、最後にシンプルにまとめます。

  1. 今日:SBI証券か楽天証券の口座開設申込をする(10分)
  2. 口座開設後:eMAXIS Slimを月1万円〜積立設定する(5分)
  3. 設定後:ほったらかして続ける(これが一番難しくて、一番大切)

「完璧に理解してから始めよう」と思っていると、永遠に始まりません。理解は7割でいい。まず動くこと。残りの3割は積立を続ける中で自然に身につきます。

2年前、元本80万円で始めた私が今158万円になっているのは、特別なことをしたからではありません。ただ、止めなかっただけです。

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NISAは「始めた日が一番遅い日」です。
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ゆるり
リハビリ職の長男。片道2.5時間の距離にある実家で、88歳の祖母の介護と母の相続に向き合っています。看護師だった母が一人で守り続けた家と家族を、今度は自分が守る番だと思っています。母の遺産を新NISAや高配当株で運用しながら、介護・仕事・家族の思い出を両立させるための試行錯誤を、同じ悩みを持つ方へ届けます。