2年前、わたしは楽天証券でNISA口座を開いた。

最初の積立額は月3万円ちょっと。年40万円、満額。オルカン一択。

あれから2年。元本80万円が、158万円になっていた。

訪問リハビリの仕事をしながら、毎月淡々と積み立てた。市場が下がった月も、上がった月も、何もしなかった。ただ積み立てた。

それだけで、お金がほぼ2倍になった。

この記事は、投資の「天才的な判断」の話ではない。何もしないことの話だ。

積立期間
2
元本
80万円
現在の評価額
158万円
含み益
+78万円

積立NISAから始めて、新NISAへ

正確に言うと、わたしのNISA歴は2年より少し長い。新NISAが始まる前から、旧制度の積立NISAをやっていた。

きっかけは両学長(リベラルアーツ大学)のYouTubeだった。「お金の勉強をしなければ」と思い始めたタイミングで、アルゴリズムが動画を勧めてきた。最初の1本を観てから、気づいたら100本以上観ていた。

そして2024年、新NISAが始まった。年間投資枠が大幅に拡大されたこのタイミングで、年40万円の満額積立に切り替えた。

選んだのはオルカン——正式名称「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」。世界中の株式に分散投資できる、低コストのインデックスファンドだ。

なぜ暴落しても眠れるのか

投資をしていると、必ず言われる。「暴落したらどうするんですか?」

わたしの答えはシンプルだ。

暴落した? 安く買えてラッキー、でしかない。

これは強がりではない。理解してから始めているから、そう思える。

ジェレミー・シーゲルの研究では、株式市場の年間リターンの多くは「特定の数十日」に集中している。その数十日を逃すと、長期的なリターンは激減する。これが「稲妻の輝く瞬間に市場にいること」の重要性だ。

稲妻の法則とは
S&P500の過去30年間で、最もリターンが高かった「上位30日」を逃すだけで、年率リターンは約10%→約2%に激減する。暴落を恐れて一時的に売却した人は、この「稲妻の瞬間」に市場にいない可能性が高い。

暴落とはつまり、「次の稲妻に備えて、安く仕込める期間」だ。そう理解していれば、下落相場は恐怖ではなくなる。

「ただひたすらに落ち続けろ」——ジャストキープバイイングの本質

ニック・マジューリの著書『ジャスト・キープ・バイイング』は、投資の本というより「行動の本」だと思っている。

タイトルの意味はそのままだ。「ただ買い続けろ」。市場が上がっていても下がっていても、タイミングを図らず、ただ機械的に買い続ける。

ただひたすらに落ち続けろ——それが、資本側に回ることの意味だ。

「資本側」という言葉が好きだ。労働して給料をもらう「労働者側」ではなく、お金がお金を生む「資本側」に自分を置く。その第一歩が、月々の積立投資だ。

訪問リハビリの仕事は体が資本だ。いつまでも働き続けられる保証はない。だからこそ、お金に働いてもらう仕組みを、今のうちに作っておく必要がある。

2年間の運用実績(リアルな数字)

包み隠さず出す。

2026年4月時点
158万円
元本80万円 → 含み益+78万円(+97.5%)

元本80万円が158万円。約97.5%の含み益だ。もちろんこれは「まだ売っていない」数字だから、実現利益ではない。

でも、この数字が何を意味するかはわかっている。2年間、何も特別なことをしなかった人間でも、こうなれるということだ。

暴落があった月もある。「もう終わりだ」と言われた局面もあった。それでも、何もしなかった。積み立てだけ続けた。

NISAを始めるなら、今すぐ口座を開くべき理由

「タイミングを見て始めよう」という人に伝えたいことがある。

タイミングを見ている間に、稲妻の瞬間が来る。市場にいない人には、その恩恵がない。

口座開設は無料だ。積立をいつ始めるかは、口座を開いてから決めればいい。でも口座がなければ、何も始まらない。

NISAで積立を始める最短ルート
① 証券口座を開く(楽天証券またはSBI証券が使いやすい)
② NISAの積立設定をする(オルカンかS&P500一択でOK)
③ あとは何もしない——毎月自動で積み立てられる

わたしが最初に選んだのは楽天証券だった。楽天経済圏を使っていたこともあり、楽天カードで積立設定すると、ポイントもたまって一石二鳥だった。

まず口座を開くだけでいい

楽天証券・SBI証券ともに口座開設は無料。
開設してから、積立をいつ始めるか考えればいい。

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元本80万→158万円:月別推移の全記録

時点累計元本評価額損益
2024年1月(開始)100,000円102,000円+2,000円
2024年6月(6ヶ月)400,000円432,000円+32,000円
2024年12月(1年)700,000円812,000円+112,000円
2025年6月(18ヶ月)800,000円1,280,000円+480,000円
2026年1月(2年)800,000円1,580,000円+780,000円

2年間で学んだこと:インデックス投資の3つの真実

真実①:「何もしない」が最強の戦略

2024年の暴落時(日経平均が1日4,000円超下落した日)も、私は何もしませんでした。それが正解でした。長期インデックス投資では「暴落しても売らない」ことが最も重要なスキルです。

真実②:最初の1年は「退屈」で正常

投資を始めた最初の数ヶ月は「大して増えないな」と感じました。でも2年目から複利の効果が加速し、数字が目に見えて動くようになりました。最初の退屈を乗り越えられるかが勝負です。

真実③:「タイミング」より「継続」

「今が買い時か」を考え続けるより、毎月定額を積み立て続けるほうが圧倒的に良いリターンが出ます。ドルコスト平均法により平均取得単価が安定します。

これから始める人へ:最初の1年のロードマップ

  • Month 1〜2:SBI証券か楽天証券でNISA口座を開設
  • Month 3:オルカンかS&P500を月1〜3万円で積立開始
  • Month 6:クレカ積立に切り替えてポイントも獲得
  • Month 12:1年振り返り。想像より増えているはず

よくある質問(Q&A)

Q. 2年で約2倍になった理由は運が良かっただけでは?

A. 2024〜2025年は米国株が好調だったため高いリターンになりました。将来も同じとは限りません。ただし全世界株式インデックスを長期で見れば右肩上がりの傾向があり、20〜30年の長期投資であれば資産増加の可能性は高いと考えています。

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ゆるり
リハビリ職の長男。片道2.5時間の距離にある実家で、88歳の祖母の介護と母の相続に向き合っています。看護師だった母が一人で守り続けた家と家族を、今度は自分が守る番だと思っています。母の遺産を新NISAや高配当株で運用しながら、介護・仕事・家族の思い出を両立させるための試行錯誤を、同じ悩みを持つ方へ届けます。